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4K放送は対応テレビとチューナーがあっても、配線機器等を変更しないと見ることができない場合がある

投稿日:2018-10-07 更新日:

台風被害で地デジとBSアンテナ傾き、受信角度が広い地デジは見ることができましたが、BS放送を見ることができなくなりました。地デジ・BSアンテナとも古かったので、家電量販店で地デジ、4K・8K対応BS対応アンテナを買い、取付も依頼しました。

今は、テレビは4K対応ですが、4K対応チューナーは持っていません。チューナーを買えばそれらの放送を見ることができる状態になると思っていました。
しかし、工事業者さんがアンテナを取り付けに来た日、工事内容について打ち合わせをすると、4K放送を見るにはアンテナで受信した信号を混合したり分配したりする機器や、壁のアンテナ端子なども取り替えないといけないと説明を受けました。
そこまでの予算を用意していなかったので、今回は現状のまま、地デジとBSを見ることができる様、工事をお願いしました。

その後、総務省の4K・8K放送サイトを中心に調べてみました。
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/housou_suishin/4k8k_suishin.html

BSデジタル放送は、これまで「右旋回偏波」(右旋)という右巻きに回って衛星から地上に発信する電波を使用していたのですが、4K・8K放送を始めるに当たり、右旋の一部を4Kに割り当て、新たに左巻きで衛星から地上に発信する電波、「左旋回偏波」(左旋)を4K・8Kに割り当てました。右旋、左旋、という言葉は、馴染みがなかったのですが、アンテナメーカーのホームページなどではよく使われています。

そして、左旋にはこれまでと違う周波数帯を割り当てた為、左旋電波を受信するには、アンテナの他、家庭内でテレビの電波をまとめたり分配したりする機器、ケーブル、端子などをすべて取り替えないといけないとのことでした。

先述の総務省ホームページで公表されている4K・8K放送予定の事業者と開始日時は次の通りです。

■右旋4K
(株)ビーエス朝日 2018年12月1日
(株)BSテレビ東京 2018年12月1日
(株)BS日本 2019年12月1日
日本放送協会 2018年12月1日
(株)BS-TBS 2018年12月1日
(株)ビーエスフジ 1018年12月1日

■左旋4K
SCサテライト放送(株)(スカパー) 2018年12月1日
(株)QVCサテライト 2018年12月1日
(株)東北新社メディアサービス 2018年12月1日
(株)WOWOW 2020年12月1日

■左旋8K
日本放送協会 2018年12月1日

■CS右旋・左旋4K
(株)スカパー・エンターテイメント 2018年12月1日

配線機器変更の必要がない右旋はNHKと民放BS、配線機器変更が必要な左旋は、NHK8KとWOWOW等有料放送に割り当てられています。

4K・8Kの画像を見るには、現状では右旋視聴だけでもテレビと同額に近いチューナーの購入が必要です。
左旋視聴には、それに加え配線機器の入れ替えが必要でで、戸建て住宅、集合住宅ともに相応の費用がかかります。
4K・8K普及には、時間がかかるであろうという印象です。

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